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2015-01-24 08:40    プラダ長財布2012秋冬
「さあ」  ジェームスが小さく言って、簡単に肩をすくめたので、ジョンは彼に熱心に自分を売り込む心得がないことを思い出してあわてた。 「いやいや」ジョンはさっそく代弁者の役を買って身をのりだした。「とんでもない。どこだって、こんなふうにはいかんさ。ここは更生者の数じゃ西部一なんだ。ちゃんと社会復帰を果たして、二度と刑務所には戻ってこない人間の数だよ。それも、彼が来てからこっちのことだ。ここは、彼が改革したんだ」 「ほう、それは大したものだね」  カーターが笑ったので、ジェームスもうれしそうににっこりと笑った。ふたりが顔を見合わせて笑っているのを見て、ジョンは興奮のあまり、心臓が飛び出しそうになった。  ジェームスは、めったなことではそんなふうに笑わない。それに、君は気付いたかい? 彼は自分を売り込まない代わりに、謙遜もしない。ほんとうにうれしいときでなけれぼ笑わない。僕は、彼のそういうところが気に入っているんだ。天才と呼ばれながら、波瀾万丈の人生に揉まれながら、これほど自然体で、素朴であり続けられる人間が、ほかにいるだろうか? 君にはそういう人間が必要なんだよ。この刑務所は彼が変えた。——君にも変革が訪れるんだ。  ジョンはカーターの腕をゆすぶって、そう言いたかった。ジョンはカーターが大好きだった。そして、カーターにとっても自分が最も親しい存在なのを知っていた。だがジョンは、カーターの私生活や過去の、かんじんな部分を何ひとつ知らなかった。カーターがこんなにも打ちのめされ、傷付いているのがわかっていても、そのわけにさえ手が届かないのだ。しかし、今ついにカーターは、彼の生涯で最も親密な友人となるべき人間と向かい合っている。僕にも、恋人にも、肉親にも話さなかったことを、カーターは彼に話すだろう。  ジョンに予知能力があったかどうか、彼の想像は結局現実のものとなる。しかし、現段階では、それはキューピッド役に熱中するジョンの楽観的な幻想にすぎない。ジョンは胸を高鳴らせていたが、カーターはすでにジェームスを、白い虎とコリー犬をかけあわせた化け物ではないかと疑い始めていた。しかもさらに始末の悪いことに、カーターはその疑念を、それこそ小指の先ほども表に出さないのだ。 「君の記憶力はすばらしいな」カーターはまだまだあいそよく、うちとけた様子でジェームスに言った。「大学では生物を?」 「いや」  ジェームスは見かけほど複雑な人間ではなく、カーターのような気分の変わりやすい人種への免疫もなかったので、彼の態度を額面通りに受け取って、無警戒に答えた。 「来てくれて、ありがとう」ジェームスは自分の意思がよく伝わるように、低いが決してぼそぼそ声でなく、はっきりとカーターに言った。「考えは決まったか?」 「いや、まだなんだ。君のことは、きょう聞いたばかりでね」カーターはジェームスの朴訥なしゃべり方にもちょっと驚いたが、親しみの表示を打ち消さぬよう、つとめて穏やかに言った。「君はこの話に乗り気だというが、どんな仕事をするか、わかっているのかね?」 「わかっている」  ジェームスはうなずいた。ジョンは少しもどかしくなった。ジェームスは普段から口数の少ないほうだが、きょうはどういうわけか、ことさら無口に思える。ジェームスがカーターの前で、人並みに緊張しているなどということは、ジョンの想像外だった。しかし、ジェームスのわかっている、は、本当にわかっている以外の何ものでもない響きを持っていたので、カーターは続けた。 「だが、ほかにも話はあったろう? その……もっと有利な」 「ふたつばかり」 「たったの?」