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2015-01-26 15:37    プラダ長財布ラウンドファスナーリボン
「そうかな」 「そうかなって、ほかにどう考えたらいい」 「念写のフィルムがあるじゃないか」  栄介は返事につまった。 「あの一枚は、君が子供の頃から見続けて来た夢の場面の一枚なんだろう」 「そりゃ、たしかにそうだ」 「霊的な世界は、こちら側のようには動いていないはずだ。それは君がついさっき体験して来ただろう。時間と空間を一挙にとびこえて、四千年前の神々の世界へ入りこんで来た。そのジッグラトの頂上にある神殿には、ジッグラトが建設された頃から、美津子がレンガの壁に浮彫りとして封じ込まれていて、君がそれを解放してやったんだ」  山岡はニヤリとした。 「だがこちら側では、ここで念写のフィルムを見ている内に、美津子の入神《トランス》状態がはじまり、それを追って君が国会議事堂の近くまでとんで行ったんじゃないか」  山岡は美津子と栄介の顔を交互に眺めた。 「君らは、ここでは同じ時空連続体の中にいる。とじこめられている。それは君らばかりじゃない。俺も、世界中の人間も、とじこめられているんだ。肉体があるかぎり、ここからは出られない。現在が過去になり、新しい現在を迎える。時は未来から過去に流れ、我々は現在というただ一点で自己の変化をみつめているだけだ」  山岡は栄介を指さし、次に美津子を指さした。 「だが、生きながら肉体から霊を遊離させうる人間がここにいる。霊は時間の中をこの世界とは違うように行動できる。それがどんなやりかただか、俺は知らない。判りようもない。しかし、君らはやっている。いきなり必要な時点へ姿をあらわせる。アーリア人がまだ寒ざむとした小さな村にかたまっていた時間へも行けるし、まだ星を崇《あが》める人間がいなかった時間へも行ける。しかし、どうやら行くのは君たち自身の意志ではないらしい。君らはまだそこまでは行っていない。何かに支配され、支配者の代理として動かされているにすぎない。でも、それだけでも大したことだ」  山岡は心底うらやんでいるようであった。 「いったい、俺たちを誰があやつっているのだろう」  栄介は美津子の白い顔を眺めながら言った。 「誰だってかまわないわ」  美津子は微笑を浮かべていた。それは栄介にとって謎《なぞ》のような微笑であった。