「文字」 ルイヴィトンメンズショルダー|ルイヴィトンタイガショルダー良いで|ルイヴィトンタイガショルダーいくら Lystbådehavn


2015-01-28 13:22    ルイヴィトンタイガショルダー
「うわ、趣味わる〜」  また吠えついてくる。 「いちいちうるさいなあ」  いがみあうおれたちを樹さんは笑って見ている。 「ウマが合いそうじゃないか。じゃ、あとは若いふたりだけで」 「はあ?」  思わず、おれと彼女は同時にいって、同時に樹さんを見てしまった。  もうそのときには、フェラーリのドアが閉まるところだった。そして、樹さんと七森さんは、V12のエンジンを轟かせながら行ってしまった。  やれやれ。こんな女とふたりきりかよ。ちらりとおたがいに目をかわし、おたがいため息をつく。 「先行くよ」  彼女はそういって坂道を登りはじめる。 「待てよ」  ピンクのスーツケースを引いて追いかけようとしたが、これが重いのなんの。結局、押し上げるようにして、坂道を登るはめになった。 「手伝わないから」 「わかってるよ」  坂道を登っているあいだにかわした会話はそれくらいだった。  どっちにしろ、登るのに必死で会話どころじゃなかったけどね。  登りきったところに、古びた民家があった。古びたって言葉がぴったり。二階建ての母屋と棟つづきの離れ。昭和中期の建物っぽい。こんな作りの家がまだ残ってたんだ。