ルイヴィトンダミエグラフィットジッピーオーガナイザー
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LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) ダミエグラフィット ジッピーオーガナイザー N63077 長財布
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LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) ダミエグラフィット ジッピーオーガナイザー N63077 長財布 
LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) ダミエグラフィット ジッピーオーガナイザー N63077 長財布 ラウンドファスナー
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LOUIS VUITTON(ルイヴィトン) ダミエグラフィット ジッピーオーガナイザー N63077 長財布 ラウンドファスナー 
null 七色ダムをすぎ、村の中心地「大沼《おおぬま》」集落を抜ける。やがて、廃村「小瀬」の手前から四《し》の川《かわ》林道をすすむ。  三キロほど先でクルマを止め、眼下の川面《かわづら》をながめた。奔流がうなり声をあげている。ここ数日来の雨で、水量は豊富だ。源流に入るまえに、いっちょう攻めてみよう。釣欲がはやり、そそくさと渓流釣りスタイルに身を固めて、川原へ降りていった。  しかし、だれの竿にも魚信がこない。瀬音だけの静かな渓間に、時がながれていく。 「なんやあ。魚がおらんのとちゃうかい」  気短なひとりが、呪文のごとくボヤキはじめる。  さらに上手《かみて》へ移動すると、荒瀬がつづいていた。さきほどの渓友の竿が、急に弧《こ》を描《えが》く。かれは、太めのアマゴを手元に取りこむと、手を差しあげてニッコリとかざした。やれやれ、釣り人は現金なものである。  まもなく、増水のため岩場を遡行《そこう》できなくなり、一同はあきらめ、竿を仕舞いこんだ。いよいよ本命の源流部。尺級にねらいをつける男たちは、奥をめざした。  日暮れまえになり、糠雨《ぬかあめ》が降ってきた。細長い小森《こもり》ダムが、まるで川のながれの営みを放棄させたように、けだるく淀《よど》んだ水をたたえている。  渓奥をあとにしたわたしたちは雨にたたられ、手ごろな幕営地はないものかと、村人を呼びとめては、たずねまわった。騒々しい釣り屋たちの相談をうけた人の好《よ》い年寄りが、 「うーん。村営レストランの近くがよかろうか」  と、思案のあげくその方向を指さしてくれた。 「下尾井《しもおい》」集落のはずれに、小さなレストランが一軒建っていた。まわりはきちんと刈られた緑草地で、屋根つきの炊事場が備えられてある。一も二もなく、野宴と泊まりは決まった。  軒下にフレームテントを組み、酒盛りの仕度にとりかかる。枝木《えだぎ》で刺したアマゴが、焚き火に燻《いぶ》され、香気をただよわす。酒と馳走をやりはじめようとしていたその時であった。  暗がりのなかを、ひとりの老人がつかつかと歩み寄ってきた。小柄だが矍鑠《かくしやく》として、みるからに気骨漢。四人はたがいに顔を見合わせた。 「おまえさんがた。わしはここの管理人やがの。決まりでな、キャンプはご法度《はつと》になっとるんやで……。ん、まあ、今夜は雨やし、しゃあないわのぅ」  小言のひとつも頂戴するのかと思ったら、怒気ははらんでいない。 「雨で拝借してます。いっしょにいかがですか」