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2015-01-31 01:39    ルイヴィトンモノグラムヴェルニキーケース
 父が肺炎から回復し、ポツポツ仕事を始めたころだった。  父の書斎のそばの部屋で、私は弟と、風船かなにかを奪いあって大喧嘩した。  書斎の唐紙が、ガラッと鳴って、ハッとした時は遅かった。 「ウルサイッ」という大喝と共に、私達二人は、腕を父の両手につかまれていた。 「文子、ひもを持って来い」と母に持って来させたひもで、二人とも、玄関脇の大黒柱にグルグル巻きにしばられてしまった。  泣くにも泣けなかった。泣き叫べば、また、「ウルサイ」と、足に灸でもすえられかねない。母が謝りに行ったが、その母までが、 「お前が甘いから——」  と、逆に怒鳴られる始末である。  嗚咽しながら、小半日しばられていた。  兄弟喧嘩では、よく叱られたが、こんな事もあった。  あまり頻繁に喧嘩する私達に業を煮やした父は、ある日、つかみ合っている二人を庭にひきずり出した。そして、母に太い棒切れを二本持って来させると、それを一本ずつ、私と弟の前にほうり出し、 「お前たち、そんなに喧嘩が好きなら、今日は思い切りやらせてやる。素手なんかでやらずに、その棒で、どっちかがぶっ倒れるまでなぐり合え。俺が審判をやってやる」と縁側に坐った。  私達がいくら謝っても許してくれない。  その時は物陰から様子を見ていた母が出て来て、やっとその場はおさまった。  また、兄弟喧嘩ではなかったが——。  久し振りに父と共にした夕餉の席で、 「御馳走さまあ」  と置いた私の茶碗に、米粒が二、三粒ついていた。