ルイヴィトン財布ジッピーウォレット
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null しかし、そこで三人の男は椅子に縛りつけられているのが若林でないことに気付く。泡をくらって、腋の下や、背広の|裾《すそ》で隠した腰のホルスターに収めた拳銃に利き腕を走らせた。 「動くな!」  彼等の背後から、若林は鋭く命じた。  男たちは化石したようになった。若林は、 「ハジキから手を放せ。そうでないと射ち殺す」  と、命じた。  信じられない、といった表情で、桂木がゆっくりと若林のほうに振り向いた。|仁《に》|王《おう》立ちになった若林の手にベレッタ・ピューマが握られているのを見て、大きく息を吐きだしながら、 「分った」  と、|呟《つぶや》く。  それを聞いて、狩野と黒須も、渋々ながら、ホルスターの拳銃から手を放した。 「よし、みんな、両手を首のうしろで組むんだ」  若林は命じた。 「乱暴するのはよしてくれたまえ。私たちは君を仲間として迎えようとしてたんだから」  桂木が言った。 「両手を首のうしろに組め、といってるんだ」  若林は静かだが、かえって無気味さが強調された声で言った。  男たちは命令にしたがった。 「よし、階段を降りろ。ゆっくりとだ」